第3世代iPad発売という今日の佳き日。この記事を9.7インチのRetinaディスプレイで見ている、という方も少なくないかもしれない。このような日に、パソコンの記事を発注するという編集部のイジメに耐えながらこの原稿を書いているが、僕なりのコジツケ(?)でiPadとパソコンの間をつなぐコラムを進めたい。 パソコンにはパソコン、iPadにはiPadの魅力があり、それぞれに向き・不向きがある。しかし、商品のカテゴリーなんてどっちでもいいじゃん?……的な要素を第3世代iPadは持っている。それは高精細なRetinaディスプレイだ。ここでは高精細ディスプレイの話を少し掘り下げてみたい。 “網膜解像度を超えている”ことを意図して付けられたRetina(英語で網膜)には、人間の眼はもっと高解像度だとする異論もあるが、その実物を見ればデジタルディスプレイに対する概念が変わる。“デジタルが、デジタルだと感じ