味が濃く高カロリーな外食、添加物の多いコンビニ弁当、レンジでチンする味気ない冷凍食品……なにかと不健康な食生活を送りがちな昨今。それらの味に慣れてしまっても、ときに「おふくろの味」が懐かしくなることはないだろうか。そんな一般的な家庭のごはんを、65歳以上のおばあちゃんたちが作ってくれる定食屋があると聞いて訪れてみた。 交代で「料理長」を担当 得意なおかずを披露する 今年3月上旬、東京・池袋にオープンした「おばあちゃんの定食屋」。午前11時の開店直後に店へ入ると、おばあちゃんたちが「おかえりなさ~い」と温かく迎えてくれた。何、この感じ。田舎のおばあちゃんの家に帰ってきた感覚じゃないか。しばらく帰ってないだけに、うれし懐かし感に浸ってしまうよ……。 おばあちゃんの定食屋 この店で働くのは全員が65歳以上のおばあちゃん。現在13人のおばあちゃんが“在籍”し、ランチ時には4人で店を切り盛りする。主