ハリウッドの大物プロデューサーによる性暴力被害の訴えをきっかけに「私も(Me Too)」被害を受けたと表明する女性が続々と現れている。日本でも顔と名前を出して、職場の元先輩に、就職を斡旋してくれそうな企業の人に、セクハラやレイプをされた、と訴え出る女性が出てきた。 彼女たちに共感・同情する声に加え、反発の声もある。Me Tooそのものが行き過ぎだ、という反論も海外から聞こえてくる。ちょっと頭が混乱してきた、という人のために伝えたいことがある。 それは今から15年以上前。私がまだ20代半ばでビジネス誌の記者だった時のこと。とある経営者にインタビューをした。社名を聞けば日本人ならほぼ誰でも知っている企業の創業経営者である。 腕一本でゼロから会社を立ち上げた彼は、ユニークな発想と言動で知られていた。当時は本業に加えて「資産運用」にも熱を上げており、取材中も手元に置いた固定電話から、あれこれと指示
1年以上好きだった女性。初めて彼女の家に上げてもらった。これは行ける!と告白したら「信頼してたのに」「まさか恋愛感情だったなんて」と振られた。という男性の失恋話を聞いたことは1度や2度ではない。「チャラ男は飲み会で下ネタを絡めたりして下品だ。俺はそうじゃない。だから信頼されてから彼氏になろうと頑張ったのに」と嘆く友人。正直、相手の女性に同情する。 私もかつて、何度つぶれてしまった男友達を家にあげてしまったか。落ち込んで泣いている男子を「もう飲んで話して楽になれよ」と慰めたか。あるときは慰めていたらいきなり相手が脱ぎだして最寄の警察へ電話することになった。「だったら家に呼ぶなよ」と暴言を吐く男を警察の助けを借りて引きずりだしてもらった。 いつからか私はどんなに酩酊した男性も怖くて助けられなくなった。路上で安らかに眠ってくれ。ごめんな。 このように女性は男性を友達として部屋へ招くこともある。女
先日、cakesに二村ヒトシさんと藤沢数希さんの対談が掲載されました。 AVも恋愛工学も、世界平和のためにある?ーーvol.4|恋愛工学は日本を救う?——二村ヒトシ×藤沢数希対談|二村ヒトシ/藤沢数希|cakes(ケイクス) ここの後半にこのような文章があります。 藤沢 というよりも、読まれたとしても、こちらは痛くない、ということですね。実際、こんな恋愛工学なんて読んでる人は嫌だとか最低だとか言いつつ、Twitterを見ていると、恋愛工学を学んでいるプレイヤーのウォッチを欠かさない、みたいな女の人がいっぱいいますからね。 それで、恋愛工学なんて滅びよ! とか言ってる女の人が、Twitterで、そんな恋愛工学のユーザーの男性に、「今度、ご飯でも食べに行こうよ」と誘われて、嬉しそうに約束してたのには、僕もウケましたよ(笑)。 これ、どっかで聞いたことある話だ……。 もちろん「嬉しそうに約束」は
「性的客体してだけ扱われる(いわゆるモノとして扱われる)」という事の恐怖感というか、嫌悪感のような話は、かなり前から繰り返されて来た事で、いまさらそう珍しい話でもないのだけれど、最近また盛り上がりを見せている。 「何度目だよ」と言いたくなるような話ではあるが、「何度も言わないと解らないバカがいるからだ*1」という事なのだろう。 私も女なので、そういう恐怖も嫌悪感も解らない訳ではない。セックスのリスクが女の方が高いというのは「事実」であるし、セクハラだって不快である。 私の場合は*2不快な言動をした人に対して「不快だ」と言ってしまうし、犯罪レベルの問題であれば犯罪として処理してしまうタイプの人間なのであまり深く考えないが*3、こうした事を大変重く受け取ってしまう女性もたくさんいるのである。 中には「女になんて生まれたくなかった」と思う人もいるだろう。 こうした女性達の「意見」は全く持って「正
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