口蹄(こうてい)疫の被害拡大が続く宮崎県に、「ふるさと納税」制度に基づく寄付の申し出が全国から相次いでいる。18日現在で、昨年度の約4倍に当たる約1800万円の寄付が寄せられ、未入金も含む申込件数は約2500件に上る。同県を練習拠点とする女子プロゴルフの横峯さくら選手(24)も1200万円の寄付を表明するなど、支援の輪は急速に広がっている。 ふるさと納税は平成20年度から始まった制度で、自治体に寄付する額に応じて所得税や住民税が減税される。寄付先は出身地や居住地に限らない。 県財政課によると、同県のふるさと納税は、県の主な施策の選択肢の中から用途を選んでインターネットなどで申し込む。寄付は5千円以上。ところが、選択肢を選ばず、「口蹄疫の対策に使って」などと書かれた申し込みが7日夜以降、増え始めたという。現在は1日約200件の勢いで「対応が追いつかない状態」(同課)だ。 申込金額は1万