2022年のアカデミー賞では『コーダ あいのうた』が作品賞と助演男優賞(トロイ・コッツァー)にノミネート。日本では聴者の俳優がろう者を演じることがほとんどだが、当事者が不在の作品づくりの問題点とは何か。
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今から2年前、ステラ・ヤングさん(1982-2014)という骨形成不全症の女性による演説が、世界中で物議をかもした。内容は、「障害者は健常者の“感動ポルノ”になっている」というもの。“感動ポルノ”(健常者に勇気や希望を与えるための道具)という、ステラさんの造語を用いて、障害者に対する社会の見方を痛烈に批判したのだ。 ステラ・ヤングさんが言うところの“感動ポルノ”とは、どんな描き方なのか。番組では、レギュラーのひとり、大橋グレースのドキュメンタリーを制作。「大変な日常」⇒「過去の栄光」⇒「悲劇」⇒「仲間の支え」⇒「いつでもポジティブ」というありがちなストーリー展開と効果的な音楽にナレーション。更に、制作サイドの意図に則して取捨選択されていく本人の言葉を見せる事で、“感動ポルノ”の作られ方の一例を紹介した。 スタジオでも、この内容についてはさまざまな意見が。 大橋 (感動させるために)自分の意
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