未だ多くの人種問題を抱えるアメリカ。有名なところでは、キング牧師が闘った黒人差別問題がありますが、近年の様々な人、機関の取り組みにより徐々に黒人に対する差別は減ってきています。しかしその一方で、新しい差別がアメリカで生まれ始めているというのです。それは白人への差別。 これを発表したのは、ハーバード大学とタフツ大学の社会学者たち。彼らは白人の男女209人、黒人の男女208人に、「アメリカの1950年代から2000年代を見ていった時に、各年代で白人・黒人がどれほど差別されていたと思うか」を0から10の数字で答えてもらいました。 すると、白人・黒人共に黒人に対する差別は減ってきたと感じていたのですが、それと同時に白人に対する差別は増えてきたと白人・黒人共に感じていることが分かったのです。(上のグラフの黒の実線は、黒人が思う黒人が受けた差別の度合いを意味し、灰色の実線は白人が思う黒人が受けた差別の