クローズ・テスト(Cloze Test)は総合的な英語力の判定に使われるもので、大学入試問題の中にも時々見受けられるものである。クローズ・テストの概要について簡単にまとめると次のようになる※1。 [1]作成 ①被験者に対して適当な難易度を持った350語前後から成る散文を選ぶ。Readabilityの測定を目的とする場合には、少なくとも50のblanksが作れる長さが必要である。 ②散文中のある語から始めて5~10語間隔(外国語としてのテストであれば7~10語間隔が適当)で機械的に語を消去する。この際、消去する語の難易度によって多少の修正を加えることもある。文脈に対する手がかりを与える意味から、最初と最後の少なくとも1文、場合によっては2~3文はそのまま残すのが良いとされている。 [2]実施 特別な注意は必要なく、普通のテストと同様に行えばよい。 [3]採点 採点には次の2通りの方法がある。