サルが報酬を手に入れたり逸したりしたとき、そのいきさつを把握しているのは前頭前野のニューロンだとの研究がオンライン版に報告される。この発見は、この脳領域が利他的行動を支えている可能性があることを示している。 脳の前部領域は報酬に関係する情報を担っている。Michael Plattら研究者は、サルが報酬を得るか、あるいは他のサルにその報酬を差し出すと、前部帯状回という特定領域が応答することを示している。サルに課題を与え、ジュースを受け取るか、もしくは隣に座っている別のサルにジュースを譲るかという選択をさせた。サルはたいてい、自分でジュースを飲むほうを選んだが、ときどきは利他的に振る舞いほかのサルにジュースを差し出そうとした。脳の細胞のあるものはサルがジュースを飲んだときにのみ応答し、ほかの細胞はジュースを別のサルに差し出したときにのみ応答した。ただし、どのサルがジュースを受け取ったかにかかわ
いくつかメモ。 Sum:道徳性(morality)は良心(conscience)だけから説明しようとしたら難しいねん。良心それ自体によって道徳的な行動を説明できるわけやないねん。己の行動をチェックする第三者の存在があるからこそ自己の行動を自身でモニタリングする良心なんてものに適応的意義が生まれてくんねん。また、moralityと利他性は異なるものやねん。 ■1.Introduction ・適応主義(適応論的な考え方)を採用すれば、機能から構造を、構造から機能を推測できるようになる。したがって本論文では適応主義を採用する。 ・morality(道徳性)は、他者からの激しい非難/有罪宣告(condemnation)を避けるために存在しているのであり、良心(conscience)は第三者(他者)からの有罪宣告に対する防御システムとして機能している。すなわち、非難/有罪宣告メカニズム(condem
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く