米ジャーナリズムの最高峰「ピューリッツァー賞」に2010年、インターネットメディアとして初めて選ばれたのが「プロパブリカ(ProPublica)」だ。調査報道にこだわる独自のスタイルを貫くプロパブリカは、どのようなオンラインメディアを目指しているのか、編集部に聞いた。 ――プロパブリカの編集方針を教えてください。 プロパブリカ 「プロパブリカ」とはラテン語で「市民のために」という意味です。私たちは「政府や企業、その他公共の機関による、市民に対する権力の乱用や裏切り行為を暴きだす」を目標として掲げています。「強い者が弱い者を搾取する」実態に読者の興味をひきつける上で、私たちは「調査報道」の手法をとっています。 大手メディアに記事を有料配信 例を挙げましょう。「葬られた秘密」という長期連載では、米国で行われている天然ガスの採掘が飲料水にどのような影響を与えるのかを明らかにすると同時に、石油業界
![市民を巻き込んだ調査報道 こんなネットメディア目指す「ピューリッツァー賞」受賞プロパブリカに聞く/創刊4周年記念インタビュー第6回](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f592b4c9f16bd7e8c8b468cfd4ff6ebee17c8101/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.j-cast.com%2Fimages%2Forigin%2F2010%2Fnews75554_pho01.jpg)