愛知県の大村秀章知事は27日、次期衆院選での候補者擁立を目指して自身が設立する「東海大志塾」に751人が応募し、このうち中学2年生の14歳から78歳までの678人を塾生に選んだと発表した。当初100人を想定していたが、愛知、岐阜、三重、静岡の東海4県を含む18都府県から応募があり、書類選考で絞り込んだ。 塾生は男性621人、女性57人。40代が最も多く全体の32%を占めた。会社員や会社経営者のほか、地方議員、国家公務員、大学教授ら。大村知事は「国の形を変えることを目指し、談論風発で盛り上げたい」と話した。 講師は竹中平蔵慶応大教授や田原総一朗氏、大阪府・市特別顧問の上山信一慶応大教授、猪瀬直樹東京都副知事ら。4月12日から月1回開催する。【加藤潔】
大阪府警福島署で昨年、未解決の強盗強姦(ごうかん)事件の証拠品として保管されていたたばこの吸い殻がなくなっているのが発覚し、同署刑事課長だった男性警部(55)が、事件と無関係の吸い殻を証拠品として捏造(ねつぞう)していたことが、捜査関係者への取材で分かった。吸い殻は犯人が現場に残した遺留品として保管されており、唾液などのDNA型鑑定で容疑者を特定できる重要な証拠資料だった。府警は証拠隠滅容疑で警部を立件する方針。 捜査関係者によると、事件は03年、大阪市内の当時20代の女性方で発生。現場から採取されたたばこの吸い殻が福島署で保管されていた。紛失の時期は分かっていないが、昨年10月に同署で証拠品の管理状況を確認する定期的な内部監査があり、事前準備中の部下が吸い殻の紛失に気付いて、警部に「吸い殻がなくなっている」と相談していた。 当時、警部は別の警察署への異動直前で、証拠品紛失の発覚を免れるた
3人の遺体が見つかった部屋の玄関=さいたま市北区吉野町2で2012年2月21日午前10時35分、平川昌範撮影 さいたま市で親子とみられる3人の遺体が見つかった事件。一家で孤立して死亡するケースは東京都や北海道でも相次いだ。現場はいずれも都市部の集合住宅で、近所の住人や管理会社が異変に気付いて発見された。専門家は、料金滞納の情報を業者と行政が共有するなどの仕組み作りが必要だと指摘する。 さいたま市で親子とみられる3人の遺体が見つかった20日、東京都台東区下谷3の3階建てアパート1階で90歳の父と63歳の娘がそれぞれベッドで死亡しているのが発見された。警視庁下谷署によると病死の可能性があり、父親が先に亡くなったとみられる。2人は父親の年金暮らし。郵便受けには2月7日以降の新聞がたまっており、近所の住人が大家に連絡した。 一方、札幌市白石区のマンションでは先月、無職の女性(42)と知的障害のある
毎日新聞は、1872(明治5)年2月21日、東京で初めて発刊された日刊紙・東京日日新聞と、4年後の1876(明治9)年2月20日に大阪で創刊された大阪日報の流れをくむ実業紙・大阪毎日新聞とが、明治末期に一体化して発展してきました。現存するわが国の日刊紙では最も伝統がある新聞です。 2011(平成23)年6月には、スポーツニッポン新聞社との共同持ち株会社・毎日新聞グループホールディングスを誕生させ、総合的メディア企業としてのさらなる飛躍を目指しています。 すでに試験的に導入を始めていますが、紙面の写真などにスマートフォンやタブレット端末をかざすだけで動画や写真集が画面に映る「AR(拡張現実)」と呼ばれる新技術を、積極的に活用していきます。無料アプリケーションを入手し、きょうの1面の題字に端末をかざしてみてください。 ◇創刊~現在、ARで動画再生 AR(拡張現実)は「オーグメンテッド・リアリテ
政府は17日午前の閣議で、消費増税を柱とした税と社会保障一体改革の素案を大綱として決定した。自民、公明両党が与野党協議の前提として閣議決定を求めていたことに配慮したが、自公はハードルを上げており協議入りの見通しは立っていない。野田佳彦首相は3月中に消費増税法案を閣議決定し国会に提出する意向だが、民主党内からも反発が出るのは必至で、法案の成立はまったく見通せていない。 大綱は(1)税制(2)社会保障(3)政治・行政改革--の3本柱で構成。消費税率は14年4月に8%、15年10月に10%に引き上げ、全額を社会保障に充てるとした。このほか▽逆進性対策として給付付き税額控除などの導入▽「最低保障年金」など新しい年金制度を創設し、13年の国会に法案提出▽衆院議員定数の80削減や公務員総人件費削減--などを掲げた。 首相は1月6日に政府・与党で決めた素案をもとに与野党協議を行い、野党の意見も踏まえて大
地上テレビ放送の完全デジタル移行に伴い、NHKが不要になったアナログ放送用の全国の中継局約1000カ所を、ソフトバンクモバイルに売却する方向で協議していることが2日、関係者の話で分かった。売却額は数億円に上る見込み。 山間地にある施設が多く、ソフトバンク側は「地方でつながりにくい」と苦情が出ていた携帯電話の基地局として利用する。また、ネットワーク整備に積極的な姿勢を示すことで、総務省が今月中の割当先決定を目指す次世代高速通信向けの携帯電話用電波の獲得競争で優位に立ちたいとの思惑があるとみられる。(共同)
22日の八王子市長選(23日開票)で初当選した石森孝志氏(54)が30日、初登庁した。石森新市長は就任の記者会見で、中核市への移行やJR八王子駅北口の整備などまちづくりについて検討する新組織を設置する方針を明らかにした。 中核市への移行について黒須隆一前市長はメリットがないとして推進しなかったが、石森市長は「要件がそろっているので、早い段階での移行を目指したい」との考えを示した。移行後には、市内にある都有地を含めた未利用地などを積極的に活用し、まちづくりに向けた独自のプランを策定、実現にこぎつけたいとした。 まちづくりについてはJR八王子駅北口一帯の整備、JR西八王子駅周辺地域、JR高尾駅の自由通路建設などを掲げ、「駅周辺の整備がにぎわいの創出につながる」などと述べた。具体的な計画の策定目標などには触れなかったが「6月の補正予算で、施策の一部に肉付けしたものを示したい」と語った。 黒須前市
すでに各メディアで流されたから御存知の方も多いだろうが、一月十七日、私の小説が芥川賞に決まった日の夜、東京でバカな記者会見をした。女優の言葉を引用し、自分がもらって当然と言い、さらに石原慎太郎都知事に言及した。その後のさまざまな報道のされ方の中には、事実と違う部分がかなりある。終わったこととはいうものの、私の知っている範囲の事情を、どうしても書いておきたい。 まず、十七日の会見の段階で私は、石原氏が六日に行った、今度の芥川賞候補作はバカみたい、という発言を全く知らなかった。正確な内容を知ったのは十八日になってからだ。次に、会見内での、もらって当然、都知事と都民のためにもらっといてやる、という言い方は、はっきり言うと最終候補になるずっと前から、もしその時が来たら言ってやろうと準備していたものだった。だから、六日の都知事の発言に田中がかみついた、というのはメディアが勝手に作った図式だ。 もう一
◇「AR」導入 ワクワク感さらに 新聞を手に取ると、写真が動画になっている……。映画「ハリー・ポッター」に登場した「魔法新聞」だ。実は、毎日新聞が首都圏で発行するタブロイド日刊紙「MAINICHI RT」は6日付で、この魔法新聞に一歩近づいた。新聞の写真にスマートフォンやタブレット機器をかざすと、画面の中で写真が動き、歌声も流れるという「仕掛け」を始めたのだ。「AR」と呼ばれるIT(情報技術)の応用だが、活用次第では新聞の未来を開くかもしれない。 ◇心躍る紙面へまずは体験を まずは、本欄に載せた写真で体験していただきたい。 手順は次の通り。(1)スマホかタブレットに無料アプリ「Aurasma Lite」をダウンロードする(2)アプリを起動して加藤登紀子さんの写真やドラマ「運命の人」の写真にかざす(3)しばらくすると画面に映る写真が動き出す(ただし、時間がかかる場合もある)。 どうだろう。「
「税と社会保障の一体改革」素案の要旨は以下の通り。 <社会保障改革> 【子ども・子育て】 ・地域の実情に応じた保育の量的拡充、幼保一体化の機能強化などを行う子ども・子育て新システムを創設。 ・恒久財源を得て早期に本格実施。それまでの間は13年度をめどに子ども・子育て会議(仮称)設置や国の基本指針策定など可能なものから段階実施。12年通常国会に法案提出。 【医療・介護】 ・高齢化が一段と進む25年にどこに住んでも適切な医療・介護が受けられる社会を実現。 ・できる限り住み慣れた地域で在宅生活の継続を目指す地域包括ケアシステムの構築に取り組む。24時間対応の訪問サービスを充実。 ・短時間労働者への被用者保険の適用を厚生年金の適用拡大にあわせ拡大。12年通常国会への法案提出を検討。 ・高額療養費負担の年間上限導入などを財源確保の上で目指す。年収300万円以下程度の人に特に配慮する。 ・高齢者医療の
野田佳彦首相は16日朝、右目に白い眼帯を付けて首相官邸に出勤した。記者団から「どうしたのか」と質問されると、照れくさそうに眼帯を指さして「ぶつけちゃいました」と話した。 首相周辺によると、15日夜に首相公邸内の暗闇で物にぶつかり、右目の下を打撲したが、軽傷という。先週末の内閣改造を受けて本格始動した野田改造内閣だが、山積する課題を前に「視界良好」とはいかないようだ。【中島和哉】
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