蝶(チョウ)は多くの天敵に殺されることが多いのですが、寄生によって死ぬ卵、幼虫、蛹も非常に多いと思われます。寄生者は多くの場合、蝶と同じ昆虫です。寄生バエや寄生バチが知られています。寄生される蝶の方を寄主または宿主とよびます。寄生は、卵、幼虫、蛹にみられ、何らかの方法で、体内に他の生物が入り、栄養を横取りして、最後には蝶を死に至らしめます。(もっとも、蜂や鳥など上位の捕食者は、寄生バチもろとも蝶を食べてしまうので、なかなか成虫になれないのは蝶と同じと思いますが)。宿主への侵入の仕方は、産卵管を幼虫などに突き刺して産み付けたり、食草に卵を産んで、葉といっしょに体に入ったりします。 残念ながら、私は、寄生者の分類や生態に疎く、このページでは、観察結果を羅列したに過ぎませんが、興味を持っていただければ幸いです。 アカボシゴマダラの卵(直径1.3mm、高さ1.4mm)とタマゴヤドリバチと産卵痕?