2010年12月 パソコン、薄型テレビなどの液晶ディスプレイに使われる光学用ポバールフィルムでトップシェアを持つ、化学メーカーのクラレは「現代家庭の情報生活」に関するアンケート調査を行いました。同テーマの調査は、2000年に続いて10年ぶり2度目の実施です。 二つの調査結果を比較すると、この10年間で、パソコン、携帯電話、電子メールなどの「ネットワークツール」が急速に家庭に浸透したことが見て取れます。 これらに押されるかたちで、旧来の情報ツールである新聞、書籍・雑誌、固定電話などにかける費用は、家計の中では大幅に低減する傾向にあります。 一方で、電子書籍やスマートフォンなどの新型情報端末機器の登場、携帯電話の高機能・多機能化により、さまざまな情報が得られる時代になりました。暮らしの中で液晶に代表される「フラットパネルディスプレイ」(以下、ディスプレイ)を眺めている時間は長くなり、「1日平均