「ハレ晴レユカイ」や「もってけ!セーラーふく」など、00年代を代表するアンセムを次々と世に送り出してきたランティス。その歌詞を手がけたのは、自らもアーティストとして活動する畑 亜貴だ。タイトルを見ただけで、思わず聴いてみたくなるようなキャッチーな言葉づかいで描かれる、キャラクター/女性アーティストという「女の子」たちのリアルな気持ち。その驚くべき楽曲群がどのようにして生まれたのか、語ってもらった。 ☆インタビュー/文 上田繭子 ――いまやランティス作品に欠かせない畑さんですが、ランティスとの出会いを教えてください。 畑 まず、会社の立ち上げのとき、伊藤(善之)副社長から「何か手伝ってね」と言われて曲を書いたりしていたんです。そのあと2、3年ブランクがあって、2002年に『あずまんが大王』のOP「空耳ケーキ」が思わぬヒットになって(笑)。それがきっかけで、たくさん仕事をさせていただくことにな