スイス北部シャフハウゼンで普通の学校生活を送っていたセリーヌさんは今から5年前の17歳当時、「ヤスミン」を服用後、肺塞栓(そくせん)症にかかった。それからというもの、24時間介護が必要な重度の障害者となった。 セリーヌさんの家族は、このピルの製造元である医薬品大手バイエル(本社ドイツ)を相手取り、賠償金530万フラン(約5億8千万円)と慰謝料40万フランを求めた訴訟を起こしていた。 しかしチューリヒ地方裁判所は今月上旬、原告側が製品の欠陥を証明できなかったとして請求を退けた。また、原告に対し、訴訟費用1万2千フランをバイエルに支払うよう命じた。 セリーヌさんの母親はシャフハウゼンの地元紙に対し、「請求していた金額は娘の介護にかかる一生分の費用を専門家と共に算出したもの」とし、「私たちが個人的に欲しいお金ではない」と強調。地方裁の判決を不服として、上告した。 低量用避妊薬(ピル)「ヤスミン(
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