Heart Research Institute(HRI)とシドニー大学の3年にわたる世界初の研究により、ブロッコリーの持つまた新たな健康効果が明らかになった。 前臨床試験において、ブロッコリーに含まれる天然化学物質が、場合によっては脳卒中につながる有害な血栓の形成を抑制し、その後の血栓除去薬の効果を高めることが確認されたのだ。 主任研究者のXuyu (Johnny) Liu博士は、この画期的な発見は、新しい救命薬の開発に道を開くものだと語った。 「虚血性脳卒中の患者は、脳へのダメージの進行を遅らせるために、血栓溶解薬の一種である組織プラスミノーゲンアクチベーター(tPA)で治療されます。残念ながら、この治療が成功するのは20パーセントに過ぎません。私たちが前臨床試験で発見したのは、ブロッコリー由来の化合物を併用した場合、tPAの成功率が60%に上昇するということです」と、Liu氏は説明す