(出川展恒 解説委員) こんばんは。ニュース解説「時論公論」です。 イランの核開発問題の平和的な解決に向けて、オーストリアのウィーンで行われてきた、 イランと欧米など関係6か国の直接協議が、14日、ついに最終合意に達しました。 今夜は、合意の意味と今後の課題を、アメリカ担当の髙橋解説委員とともに考えます。 まさに「歴史的」な合意ですね。 (髙橋祐介 解説委員) アメリカにとって、長年にわたり国交を断絶して激しく対立してきたイランが、 核兵器を手にするという“最悪の事態”をひとまず阻止することができる、 しかも、その実現への道筋が「武力」ではなく 「話し合い」によって拓かれたという意義は大きいと思います。 (出川) イランの核問題がなぜ重要なのか。 それは、もし、イランの核開発がこのまま進めば、 敵対する国、とくにイスラエルが武力行使に踏み切る恐れがあること。 そして、サウジアラビアなど他の