深夜に客にダンスをさせたとして、警視庁は二十七日、風営法違反(無許可営業)の疑いで、都内最大級のクラブ「バニティ・レストラン・トウキョウ」(東京都港区六本木五)を摘発し、運営会社社長小原健容疑者(31)=渋谷区本町三=や従業員の男ら三人を現行犯逮捕した、と発表した。 警視庁によると、クラブなどでDJブースや踊り場を設けてダンスをさせるためには、風営法に基づく許可が必要で、営業時間も午前一時までと定められている。バニティは時間制限のない深夜酒類提供の飲食店として届け出をし、午前五時まで営業していた。 逮捕容疑では、都公安委員会の深夜ダンス営業の許可を得ずに、二十六日午前二時前後、店内で飲食客にダンスをさせたとされる。小原容疑者ら二人は「ダンスをさせている認識はなかった」などと容疑を否認し、一人は認めているという。 ダンス営業の規制強化には、表現の自由を侵害するとして国会議員による議連が発足す