村上隆さんのツイートをきっかけに、twitter上での約半年間の沈黙を破って荒川智則個展の説明を行ったカオス*ラウンジのキュレーター・黒瀬陽平さん。その中で、「日本国内にも、向き合うべき他者」がいて、「アートマーケットに対する日本のオタク文化のプレゼン」という村上さんやMr.さんが切り開いてきた「サーキット」とは「違う場所」を見つけ、「そこに入り込む」という説明がなされた。たぶん、まだはっきり言語化されていないことを行うたために、かなり抽象的な話になってしまい、結局は、実物を見てもらう以外ないという事になったのだけれど、この話には個人的に疼いてくるものがあるだけに、第一回放送を前に、この生ドラマが持つ意味を考えてみたい。 「空気系状況アートの拡張現実化」。いきなり分かりにくい言葉で説明することになったが、このカッコ内の言葉が、今回のニコ生ドラマ「1983年の荒川智則」で黒瀬さんが狙っている