シェアハウスの同居人である20歳現役東大生男子がリビングのソファにうつ伏せに転がって死にかけているので何があったのかと聞くと「競争社会に疲れた」という。 一番競争に強そうな東大生でもそんな風に感じるのだなと思うと同時に、自分が「競争社会に疲れている」ことを自覚していて、かつ口に出して言える分、彼は20歳の頃の私よりもずっと大人だな、と思う。 20歳の時、私は自分が競争社会にいるなんてこと、全く気付いていなかった。それは生まれてからそれまで「競争」が当たり前だったからで、「競争社会」ではない居場所とか、違うスキームでの生き方があるなんてことはさっぱり考えもしなかったからだ。
![「競争社会」の外側を生きる](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fa72277a7c0d31237561e2dc573c0f5610587e3f/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fonomiyuki.com%2Fwp-content%2Fuploads%2Fdali-290x290.jpg)