「シュールレアリストが『地球はオレンジのように青い』という詩を書いたら科学者は批判しなければならないのか?」 新聞記事と言うのは、洋の東西を問わず、ややあんぽんたんのきらいがある。まして見出しにおいては。掴めばいいという訳だろう、あんまり考えもせずに煽って掛かって、読む側としては、やれやれ、と呟かざるを得ないことがままあるものだ。 今回のお題はTwitterでいただいたものである。学術分野Aが学術分野Bの概念や術語を流用する——その中にはまま恣意的かつ不正確なものがあるのは困ったもんだね、という話について、恣意的でも不正確でもいいじゃないか、お前は言葉狩り(やれやれ、これもまた恣意的かつ不正確な流用だな)をする気か、と反論なさった方が、例のソーカル=ブリックモンの「いちゃもん」にフランスの新聞リベラシオンはこう反論しているぞ、と持ち出してこられたものだ。 おい、記者、お前ほんとにエリュアー
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