メキシコシティに通称「秋葉」と呼ばれる電気街があって、その一郭にアニメやゲームソフトやフィギュアやトレカなどを売っているビルがある。そこで撮影がてらイノセンスとヱヴァンゲリヲン破のクローンDVDを買って帰りの飛行機の中で見ていた。おれはアニメとかあんまり見ないんだけど、IGとかマッドハウスとかの描きこんだ系のは好きなんで。ただ、最近のこの手のアニメの、緻密な美術や超絶的な作画とかレイヤーを膨大に使った合成とかによる作品を見ていると、なんか膨大な作業量とか技術に目がいって息苦しくなってきて単純に楽しめなくなってた。(イノセンスのラストで、バトーがゴーストダビング装置から少女を救い出すカットとか信じられないほどの技巧だと思う。ロトスコーピングなのかな?)で、アニメから遠ざかってたんだけど、そういう日本的といっていいのかわからないけど過労死とワーキングプアに支えられたかのような末期的バロック芸術