新型コロナウイルスの感染拡大に伴うデマの影響で、静岡県内各地の量販店やドラッグストアの店頭からトイレットペーパーなどが品切れになっている。政府高官が買い占めの自粛を要請したが、29日には富士市の製紙メーカー直売店に客が詰め掛け、在庫は十分あるのに販売が中止に追い込まれた。トイレットペーパーの原材料不足など根拠のないデマが発端とされ、家庭紙の国内シェア3割を誇る富士市の業界関係者は「在庫は潤沢」と、消費者に冷静な対応を求めている。 29日朝、林製紙(同市比奈)の直売店前には市内外からの車で列ができ、周辺交通はまひ状態に。店舗裏の倉庫には在庫が山積みされていたが、影響を考慮して販売は中止された。通販も手掛ける同社には全国から電話での問い合わせも相次ぐ。同社担当者は「東日本大震災でもここまでではなかった。在庫はあるのに異常だ」と、驚きを隠さない。 同市内の量販店でも大勢の買い物客が両手にトイレッ
沼津市西浦地区特産の「寿太郎みかん」をPRするため、JAなんすんが市内の大型商業施設ららぽーと沼津で展示していた人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」のキャラクターの等身大パネルが、「スカートが透けているように見える」などと指摘を受け、撤去されていたことが17日、分かった。一方、ファンなどの間では指摘を行き過ぎとの意見もある。 パネルは、アニメキャラクターの高海千歌さんが制服姿でミカンを手に立っているデザイン。同市を舞台にしたアニメでは、高海さんの好物がミカンとされているため、JAは12日、高海さんを西浦みかん大使に任命するイベントをららぽーと沼津で開催し、パネルも展示していた。 JA担当者によると、14日に「キャラのスカートが透けている」などの指摘が電話やメールで複数寄せられた。関係機関と話し合い、16日夕に一時的に撤去したという。 ただ、ファンからは見え方は人によって異なるとして展
会員制高級リゾートホテルの「淡島ホテル」。債権者の申し立てで運営会社が破産手続き開始の決定を受けた=20日午後、沼津市内 沼津市の会員制高級リゾートホテル「淡島ホテル」が20日、静岡地裁沼津支部から破産手続きの開始決定を受けたことが分かった。関係者によると、負債総額は数百億円とみられる。今回の開始決定は、ホテル会員権を購入した一部債権者が7月に申し立てていた。 ホテルは20日現在、営業を続けている。近年は人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の登場人物の実家が経営するホテルのモデルとして全国からファンが宿泊に訪れ、地域振興にもつながっているだけに、関係者に波紋が広がりそうだ。 破産手続きの開始決定により、同社の管理処分権は同地裁支部が選任した破産管財人に委ねられる。破産管財人は今後、ホテルが所有する資産などの換価作業などを進めるとみられる。 同ホテルを巡っては、経営権を持つ名古屋市の家
全国で劇場版上映中のアニメ作品「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台になった沼津市を訪れるファンの8割以上がリピーターで、そのうち約6割が10回以上来訪していることが、静岡英和学院大人間社会学部の毛利康秀准教授らが1~2月に実施したアンケートで分かった。 「初めて」の16・9%に対して、「2回目」は7・1%、「3回目以上」は75・5%だった。回数の記入があったものを集計したところ、複数回訪れたファンの57・3%が10回以上来訪していた。 来訪人数を聞くと、「1人で」が45・1%、「2人で」が40・8%で、2人以上で来ている場合の60・1%が「同性の友達と」だった。ファンは比較的少人数で行動している実態が明らかになった。 2017年の同じ調査では「初めて訪問」が31・9%だった。毛利准教授は「リピーターの比率が高まった。作品はもとより、沼津の町自体を気に入っているファンが増えている」と分析し
静岡県内で電話相談などを行う25機関でつくる県電話相談機関連絡協議会は2月28日、性的少数者(LGBT)への理解を深め、適切な相談対応を学ぶ研修会を、静岡市役所静岡庁舎で開いた。各機関の相談員ら66人が出席した。 NPO法人共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワークの原ミナ汰代表(東京都)が「多様な性を生きる人々の悩みとLGBTQ相談支援の取り組み」と題して講演した。 原さんは「LGBTは個々のアイデンティティー。相談員が『レズビアンですね』などとアイデンティティーを決めるようなことは言ってはいけない」と指摘。最初はLGBTと分からない相談者も多いとし「『戸籍性は』という言葉を使うなどちょっとした違和感に気付くことが大切」などと具体的な事例を基に分かりやすく説明した。 12月のミニオンズランPR 静岡・パルシェでイベント(2019/10/27 09:35)日本丸、船内を
船舶の底など水面下の部分の付着物を取り除く清掃ロボットが、静岡市を拠点に活躍を始めている。燃費向上と排出二酸化炭素削減にもつながる船底・船側の清掃は定期検査に伴うドック揚げの際に行うのが一般的だが、水中ロボットを使えば停泊中に行えるため、頻度を上げることが可能。施工する日本ハルボット(本社東京)は「環境に優しい船舶運用の手法を清水港から発信したい」と意気込んでいる。 同社は2012年に下水道管理会社、機械メーカーなど3社で設立し、13年に三菱商事も出資した。水中清掃ロボットは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成金を受けて開発した。 船底に張り付きながら移動し、ナイロン製の回転ブラシでアオサやスライム状の植物プランクトンを除去する。海を汚さないように、かき取った付着物の回収装置も備えた。操作は陸上または船上から遠隔で行う。 主要港がある東京、横浜、名古屋のほぼ中間に位置
光産業創成大学院大(浜松市西区)は4日、浜松ホトニクスやトヨタ自動車などとの共同研究で、レーザー核融合反応を「爆縮高速点火」による手法で100回連続して起こすことに成功したと発表した。同手法での連続反応は世界初。効率良く大きな熱エネルギーを生み出す手法での達成に、同大学院大の北川米喜教授は「レーザー核融合発電の実現に向けた第一歩を踏み出せた」としている。 レーザー核融合発電は、海水に含まれる重水素と三重水素を混合した燃料にレーザーを照射して核融合燃焼を起こし、そのエネルギーを発電に利用する理論。CO2を排出せず、原子力発電に比べ放射性廃棄物も極めて少ないため、次世代技術として注目されている。 爆縮高速点火は、レーザーで燃料を一度圧縮してから、点火する手法で、共同研究では、レーザーの連続照射装置を開発。燃料の2対の重水素の薄膜を回転させ、2方向から照射することで、核融合反応を毎秒1回のペ
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