国立大学法人 九州工業大学 大学院 生命体工学研究科脳科学の実験知見から得られた数理モデルや非線形力学を用いて、実際に動くロボットにリアルタイム接続する「遠隔脳」をつくり、脳型知能の構築の足がかりにします。脳内で並列処理されている情報処理の過程を可視化し、脳を「様々な自律的要素が構成する社会（あるいは生態系）」として捉えることで、その時間発展と原理記述（情報生成）について研究を進めます。神経数理モデル／機能単位モデル／単純原理モデルの３つのレベルで遠隔脳を設計し、リアルタイムロボット実験を行います。将来的には、実社会が要求する処理時間内に結論を出す脳型計算機能の実現と様々な場面のリアルタイム応用で使えるユビキタス技術の創出を目指します。
