AI技術チームの石川です。今回は、我々が発表した論文で使ったアイディアの一つである、「画像でないデータを画像として扱う」ことで画像分析用の手法を活用するという考え方について紹介したいと思います。画像認識や画像処理のために開発された手法やツールを活用することで、画像でないデータの分析を簡単に、高精度に行うことができる場合があります。ビジネスにおいては、以下のような場面で活用できる可能性があります。 製造業、商業、公共交通機関等での音声による異常検知 時系列の金融データ分析 画像データとCNN 画像認識はAI・機械学習の代表的なタスクのひとつであり、幅広く研究されています。ディープラーニングが注目されるきっかけの一つとなった画像認識コンペティションILSVRCはImageNetという大規模な写真データセットの分類精度を競うものでした。 ディープラーニングによる画像認識において、優れた性能を達成
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