脳波の周波数は0.5Hzから30Hzが中心ですが、この周波数を定量的に表現する方法として周波数分析という方法があります。脳波が脳機能の診断に積極的に利用された1960年代はWalter型といっていろいろな周波数のバンドパスフィルターを通して、それぞれの出力を積分してグラフにしていました。その後FFT法が開発されデジタル的に高速な計算が可能になりました。FFTによって得られた周波数分析の結果をパワースペクトラムと呼んでいます。脳波の周波数分析の目的は、波形の大きさや周波数を定量的に現わしたいからです。 そして、この結果からその人の脳波の特性を表現したいわけです。それでは“これがこの人の代表的な脳波だ”といえるのはどれくらいの時間測定すれば良いのでしょうか。周波数分析をする場合の基本的な条件があります。それは“定常性”と“エルゴード性”を満足させることになります。定常性とは解析区間内では突然の
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