一般的に、人工衛星の開発には3年から10年の年月と、数億円から数百億円のコストが必要とされています。 これまでに商用利用されてきた人工衛星は限られていますが、コスト面・納期面だけ見ても、衛星ビジネスの難しさがうかがい知れます。 このような状況になった理由はさまざまですが、そのひとつに、ほとんどの人工衛星がフルオーダーメイドで開発されている事が挙げられます。 一方、パソコン業界では、モジュール化が当たり前の時代。 モジュールの性能を競い、性能が飛躍的に高まったパソコンのように、人工衛星も基幹部分(通信機器、電源機器など)をそれぞれモジュール化し、それをプラグイン式に組み合わせて衛星にすることによって、低価格化・短納期化、ひいては高信頼性を実現することができるのではないか---東京大学・中須賀教授のそんな発想から生まれたのが、汎用小型衛星PETSAT(ペットサット)です。 2003年度には、N
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