2.「学級崩壊」がはらむ基本問題 (1)「学級崩壊」の定義とは 「学級崩壊」の定義は、いまだ明確にされていない。なぜなら、一九九九年三月段階では、二月下旬にようやく文部省も重い腰を上げて、「学級経営研究会」を発足させたにすぎないからだ。様々な俗説が飛びかうのも無理からぬ時期ともいえる。今日の段階では、どんな「定義」が多いのか、まとめてみよう。 ・ キレる子やムカツク子の出現によって学級が荒れること。 ・ 表面的には、荒れていないのだが、無気力・無表情・無感動の子が多くて、学級としてのまとまりや動きができない状況。 ・ 一部の非行の子と一緒になって、クラスが乱れること。 ・ 中学校の荒れが、小学校にまで下りてきて、それが高学年からついには、低学年にまで広がっていること。 ・ 小・中学校でクラスの荒れがひどく「授業崩壊」が起きていること。 以上の五つの見解にまとめることができそうである。これら
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