公正取引委員会が本気を出した。なんだこの資料、素晴らしすぎる。 資料:書籍・雑誌の流通・取引慣行の現状(注:pdf) 出版業界の現状が綺麗にまとまっている。特にいいのが、p12の「図表13 取次経由の流通・取引慣行の実態」である。出版業界の金とモノの流れがすぐに分かる神図である。 この資料はいつかじっくり読まなくては。
ついに始まりましたdsvision.jp。これがあまりにも酷い。何事もスタートが肝心だと思うのだが、このスタートはない。 登録コンテンツ*1は、脅威の43個! 価格は、破格のリアル書籍の3割引き! 参加出版社は、あの新潮社と秋田書店! たった2社、43コンテンツです。浦安鉄筋家族1巻が315円です。華麗なる一族(上)が630円です。…デジタルで読む意味ないだろ、常識的に考えて。作品の供給に同意したはずの富士見、角川、日文はどこにいった…。 こんなスタートで、「1年間で200万ユーザ、1000タイトル」*2とプレスリリースできるのがすごい。DS使えばなんでもヒットすると思ってたり?もしくはこれから脅威の巻き返しが? *1:文庫とコミック *2:http://www.dsvision.jp/company/press/pressrelease_080702.pdf
「書店での万引き防止にぜひICタグ張り付けを」、大手書店など15社が表明 | 日経 xTECH(クロステック)の記事に違和感を覚えた。記事全体の構成のせいか、もしくは記事の最後の部分『「万引きが書店経営を大きく悪化させている。書店がつぶれれば出版社もつぶれる。コストはかかるがICタグをぜひ付けてほしい」と村越部会長は強調する。』のせいか。 この記事だと万引きに苦しんでいる書店が出版社にわがままを言っているみたいじゃないですか。特に会長の発言は「書店は万引きで困ってる!RFIDやれば万引き減る!書店が減ったら、出版社は困るでしょー?だから出版社がコスト払って、RFIDつけてよ!」という印象を受けます。えー、私の読解力の問題でしょうか。 出版RFIDは皆が幸せになれる仕組み 出版RFIDで利点があるのは書店だけではない。業界三者全てに利点があると推定されている。それぞれの利点は以下の通り。参考
講談社、小学館などの出版各社と書店各社は国内で発行する書籍にICタグ(荷札)を埋め込み、万引き防止などに活用する。第1弾として2009年度に漫画本約1億冊に導入、その後、一般書籍などにも順次導入する。 講談社など出版や書店、ICタグで書籍管理・09年度から 記事では「万引き防止など」と書かれていますが、出版RFIDは返品減少と責任販売制導入によるビジネスモデル改革など「物流の効率化」が主目的です。物流面は実験の気合のいれっぷりが違います。 公開されてる資料には「在庫がリアルタイムでわかるよ」「検品が楽になるよ」「棚卸しが楽になるよ」「販売条件が分かるよ」「責任販売制を導入できるよ」「実験も繰り返したお!」等々が盛りだくさんです。 その一方で万引き防止関係はごくわずかです。むしろ無いに等しい。つーか、書店の環境での実証実験が見当たらないのだけど、いいのかこれ…。電気屋さんでの実証実験が非常に
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