「女性蔑視について話し合いが足りない」と語るたぬかな■たぬかなインタビュー後編 格闘ゲーム『鉄拳』の女性プロゲーマー、たぬかな。彼女は、国際大会で上位の成績を残してきたが、ゲームセンターに通い始めた中学時代から現在に至るまで、女性蔑視、誹謗中傷を受け続けてきた。 eスポーツにおいて、その問題は根深い。eスポーツがリアルスポーツと決定的に違うのは、オンラインでも試合を行なえる点だ。オンラインのよさはプレーヤーとファンの距離感が圧倒的に近いことだ。ゲーム配信をする場合は、リアルタイムにコメントを書き込めるし、それに対してプレーヤーが即座に返答することも可能だ。さらに同じ大会に出場することもあり、プロゲーマーとファンが対戦することもありえる。 しかし、その利点を利用して、女性蔑視的なコメントを書き込む人たちも一定数いる。 「一番困るのは、『無敵の人』ですね。自ら『僕は社会的地位はないし、無職だし
![たぬかなが困惑する「無敵の人」。女性ゲーマーの芽を摘む「容姿への侮辱」がネット上に作り上げられている](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/152420e8f2c09d073872f7098d7c9bd111d24100/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fsportiva.shueisha.co.jp%2Fclm%2Fothersports%2Fe_sports%2F2021%2Fimages%2F1423e8266e075275f158cb5c4da2ed47cff4fe40.jpg)