最近になってアニメ版の「ご注文はうさぎですか?」を現在放送分まで一気観をしたんですが、これが非常におもしろくてですね。 何がどうおもしろいって、個人的に一番ツボを突かれたのが、本作が所謂"きらら系"の"日常系"コメディでありながら、そのフォーマットから微妙にズレている点。そのズレ方というのが、何だか新鮮で気持ちが良い。そんなこんなで、今回のエントリではちょっとその辺りについてアレやコレやと書いてみたいと思います。 ■"きらら""萌え四コマ"原作アニメに対する個人的なイメージ日常系のコメディ作品において、ストーリー構成の基本となるフォーマットってあると思うんです。自分がイメージするそれというのは、「女の娘達が物語の主役で」、「学園生活が舞台のメインとなっていて」、「ライトな"百合"的な要素があって」、「全13話前後のエピソード数のそれぞれに季節が割り振られていて1クールの放送期間の間にゆっく
今回のエントリでは、テレビアニメ「のうりん」を観ていて思ったことについてアレやコレやと! ■「のうりん」のお下劣さと、その一方での悪意の無さ 大沼心監督の新作アニメ「のうりん」。シモネタ、エロネタとパロディをてんこ盛りにした作品で、そのシモ方面に関するパワーと破壊力たるや、あらゆるエンターテインメント、ショービジネスの中でも最も下品な作品の一つであろう90年代後半の"アティチュード期"におけるWWFに一時期ハマり、相当に"下品慣れ"をしていることを自負していた自分でも余りの下らなさに思わず吹き出してしまう程。 毎週毎週、巨乳の女子レスラーが下着剥ぎマッチをやったり、団体の代表がレスラーに睨まれて観客とテレビカメラの前で失禁をしたり、日々、惚れた腫れたの下世話な愛憎劇を展開していたり…と、やりたい放題をやっていた一時期のWWF並にハチャメチャをやっている「のうりん」。アラフォー女教師のM字開
茜新社の成年漫画雑誌「COMIC 天魔」の10月号を買いました。 <「COMIC 天魔」 2009年10月号 (茜新社)> で、それに載っていた「COMIC LO」の広告が相変わらずユニーク過ぎたので、ちょっとご紹介をしたいと思います。 その見せ方っていうのがホントにおもしろくて、先ず雑誌の右ページに同じ茜新社の成年漫画雑誌である「COMIC RIN」の広告が載っているんですね。 まぁ、コレが「RIN」で毎月表紙を描かれているKIMちー先生のイラストが全面に出ている実に可愛らしい広告なわけですよ。 で、その反対側、左のページに「LO」の広告が載っているんですけど、その内容っていうのが…。 こんなの。 つまり、見開きで見るとこうです。 (COMIC RINに) 「『萌え』では 負けてる気がする。 でも『ロリ』では 勝ってると思う。 …まぁ、専門誌だし。」 …(笑)。 もう、最初にこの広告を見
文化放送で放送されている鷲崎健さんと浅野真澄さんのラジオ番組「A&G 超RADIO SHOW〜アニスパ!〜」が大好きで、毎週欠かさず聴いています。 本放送を録音したMDのコレクションも結構な数を持っているんですが、この間ちょっと昔の「アニスパ!」を聞き返していたら、声優の新谷良子さんの実力というか、ラジオ番組での立ち振る舞いや空気を読む上手さみたいなものが、非常によく出ていた回があって、個人的にとてつもなく感心をしたので、ちょっと文字起しをしてみたいと思います。 今回紹介をするのは、2007年の9月に放送された第181回。その中で流れた「第一回『アニスパ!』リアクション選手権」という企画です。 プライベートで浅野真澄さんが送った童話作品が、児童雑誌「月刊おひさま」の「おひさま絵本童話大賞」で最優秀賞を獲得したのを受けて、「スタッフが突然声優さんのもとを訪れ、そのニュースを伝えた時の相手のリ
今回も、またエロ漫画のお話です。 …と言っても、エロ漫画で描かれる性行為についてや、それにまつわるお話ではありません。 エロ漫画で、一番重要なのは勿論、エッチ描写なわけですが、それ以外の漫画を構成する要素も、実はとてもおもしろいんですよ。中でも、私が特に興味深く思っているのが、エロ漫画の中で描かれる、音楽や映画といった作者さんの趣味が顔を出す瞬間でして、以前にも以下の様なエントリ書かせていただいたんですが、 ■睦「プラネタリウム」に見る、マニアックなセンスの表現の場としてのエロ漫画 漫画家さんってイマジネーションが豊富で、創作分野に秀でているからか、音楽や映画なんかに対しても、こだわりというか、独自の審美眼を持っていらっしゃる方が多いように思うんですね。それに加えて、エロ漫画って、漫画の中でもコアな存在なせいか、一般誌で連載されている漫画に比べて、よりマニアックな作品が出てくることが多いん
今回のエントリは、ネタがややハードコアな内容なので、以下収納で〜す。 ジョン・K・ペー太先生の単行本「ジョン・K・ペー太の世界」を遂に手に入れました! いや〜、ずっと探していた一冊だったので、これは嬉しい。現在はコアマガジンから漫画を発表しているペー太先生ですが、これはその前段階である桃園書房時代に発売されたジョン・K・ペー太の、ジョン・K・ペー太による、ジョン・K・ペー太ファンの為のファンブックです。エロ漫画家のファンブックって何気に珍しいですよね。桃園書房が倒産してしまった為、残念ながら絶版となっているのですが、収録されている内容は、 ・単行本未収録のエロ漫画 ・エロ漫画家転向前に描いていたホラー漫画 ・更に、そのホラー漫画家転向前に、別冊ヤングジャンプに掲載された(!)短編漫画 ・伊藤剛氏による解説コラム ・質疑応答 ・ジョン・K・ペー太年表 と、とにかく無駄に充実した豪華な一冊とな
エントリのタイトルは、「PRIDE 男祭り 2004 -SADAME-」で総合格闘家デビューを果たすも、戦前の強気な発言とは裏腹に納得いかない試合内容に終わった瀧本誠選手(アテネ五輪柔道金メダリスト)の、 「今日、試合するまで、総合格闘技をなめてました。どうもすいませんでした。」 というマイクの引用です。…分かりづらい! でも、今の気持ちにピッタリだったので、ここぞとばかりに使ってみました。 巷で話題のCOMIC LO 3月号を購入しました。 表紙の「ロリコンに、春は来ない。」というセンセーショナル過ぎるコピーが、強烈に目を引いた3月号。 最初は、ポップ・ミュージック史における「ロックは死んだ」(by ジョン・ライドン)みたいに、敢えてネガティヴなコピーを使用することで、それが却ってコマーシャリズムに作用するっていう効果を狙っているのかな、などと物凄くひねくれた見方をしていたんですが、 裏
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