タグ

ブックマーク / www.ebm.jp (1)

  • 漢方薬の最新知見 ~脳での作用機序を考察する~│標準医療情報センター

    文献(16)より引用 2 抑肝散は当帰(とうき)、釣藤鈎(ちょうとうこう)、川芎(せんきゅう)、白朮(びゃくじゅつ)、茯苓(ぶくりょう)、柴胡(さいこ)、甘草(かんぞう)の7つの生薬からなる漢方薬で、中国明代の『保嬰撮要(ほえいさつよう)』という小児科の書に記載されている。その治療目標は、不機嫌で怒りやすく、せっかちで神経過敏であり興奮して夜眠れない、子供の夜泣きなど、神経の興奮を抑える、いわゆる肝気が高ぶる時の漢方薬として用いられてきた。近年、認知症の周辺症状に抑肝散が効果があるとのランダム化比較試験を用いた臨床報告が散見される。 1. 抑肝散は認知症の周辺症状の改善に効果がある 抑肝散の認知症患者の周辺症状や日常活動に及ぼす影響を検討した無作為二重盲検の報告は2005年[21]をはじめとして種々の報告がなされている。認知症の周辺症状は認知症の精神症状評価法であるneuropsychia

  • 1