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ブックマーク / www.kansensho.or.jp (2)

  • ファビピラビル(アビガン®)投与により速やかな症状改善とPCR陰転化を認めたCOVID-19肺炎

    はじめに 2019 年 12 月に中国湖北省武漢市で発生した新型 コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019: COVID19)は、急速に世界各国に拡散している。現 時点で有効性の確認された治療薬はなく、我々は、病 気の拡大防止のために、 検疫、 隔離、 および感染対策、 患者に対する支持療法に頼らざるを得ない状況であ る。今回、ファビピラビル(アビガン®)投与により 速やかな症状改善と PCR 陰転化を認めたと考えられ る症例を経験し、 今後の治療法の確立の一助となると 考えられたため報告する。 症 例 【症例】39 歳 男性 日人 【主訴】発熱、倦怠感 【既往歴】なし 【現病歴】 20XX 年 3 月 11 日から発熱、倦怠感が出現した。近 医で対症療法を行われるも改善なく、 保健所に相談し 当院受診を勧められ、 3 月 19 日に当院初診となった。 初診

  • 市中病院で経験した、 人工呼吸器装着が必要であった重症 COVID-19 肺炎の感染対策、治療について

    序 文 当院は、新型コロナ肺炎(以後 COVID-19)によっ て命を奪われた日で最初の患者さんが、 発病当初に 入院(当初は COVID-19 としての疑念はなく、病状 悪化とともに呼吸器科専門病院に転院) していた病院 として実名で報道された。 当時は市中で新型コロナ肺炎が発症し始めた頃で あり、疾患そのものの病態(潜伏期間、伝染力、伝播 様式、ウイルス排出期間など)が分からず、かつ治療 方法さえも不明であった事から人々から恐れられ、 様々な憶測に基づく風評被害にさらされた。 多くの報 道で当院の空撮写真とともに「相模原中央病院」の名 前を賑わせたことは記憶に新しいと思う。 報道発表の 直後には、職員が新型コロナ肺炎を発し、その後当該 病棟の入院患者 3 人に院内発症し、感染伝播の事態 に至った。 その後は、 当院職員であることだけで世間からは接 触を拒まれたり、 さらには他病院から

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