外国人従業員の増加や「LGBT」と呼ばれる性的少数者の認知など、ダイバーシティ(多様性)が一段と進む日本の職場。多様な価値観を持った人たちの存在は職場に良い刺激を与えるが、一方で、少数者への不用意な言動が人間関係をこじらせる要因にもなりかねない。職場のダイバーシティにどう向き合えばいいのだろうか。注意点をまとめた。 職場のダイバーシティに関し、多くの企業がいま最も関心を寄せているのが、LGBT社員への対応だ。就業規則を改定して同性カップルにも結婚祝い金を出すなど、差別解消が進み始めている。だが、制度面の変更だけでは問題は解決しない。 「はずだ」は的外れダイバーシティへの取り組みで多くの企業が手本にしている米IBMは今年から、職場における「無意識の偏見」を正すための管理者向け研修を全世界で始めた。「外国人だからこう考えるはずだ、女性だからこう希望するはずだ、うちの職場にはLGBTはいないはず
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