4)からの続き 1)はこちら 2012年5月22日号(2012年5月8日発売) 「ふしぎの海のナディア」の監督、庵野秀明くんは”非・肉食主義”だ。 なぜ”菜食主義”とカッコで括るのかと言えば、 本人が言ってるように「単なる好き嫌い」と言われてもしかたないようなシロモノだからである。 肉や魚は食べない。だって残酷だから。 動物の死体を喰う、なんて文明人のすることじゃない。 牛乳は飲む。これは”乳牛からの恵み」であって、罪深い肉とは違う。 こう庵野くんは主張した。 「昔、新幹線で父親にプリンと引き替えに肉を食わされたことがあったんです。 小学生だったオレはプリン欲しさのあまり、ひとくちだけ肉を食ったことがあります。 まさに肉欲に負けた、ですね。 でもダメでした。その場で吐き出してしまったんです」