男友達が結婚した相手は、上場企業の部長を務めるお父さんと専業主婦のお母さんに育てられ、 親戚も皆エリートで、何不自由なく育ち、両親とすごく仲良しなお嬢様。 服装は上品清楚系で顔もそこそこ可愛く、言葉づかいも丁寧で、 お嬢様なのに事務の正社員として結婚後もしっかり働いている。 男友達は年収もさほど多くない普通のリーマンだったが、会社に近い豪華なマンションに住むようになり、 シャツもスーツも手入れの行き届いたものになって、食い物も毎日健康的なメニューの手料理になった。 「どこで出会ったんだよ」「お前にこんな子勿体ねえよ」と友人一同一斉にひがんだよ。 しかし結婚生活の実態は、嫁母が平日毎日家にくる暮らしだったそうだ。 「花嫁修業が済んでいなかったから私が世話しなきゃ旦那君に申し訳ない」 「共働きだから家のことがおろそかになるでしょう、申し訳ないから私が手伝わないと」 と、旦那である男友達に気を遣