「ITなくして最先端のモノ作りなし。最先端のモノ作りなくして世界では戦えない」。シャープは、こう考えた。営業利益の10倍に相当する5000億円を投じて、堺市に次世代工場を建設・稼働。世界で初めて「第10世代」と呼ぶ大型液晶パネルを生産する。生産活動の徹底した自動化、無人化、リアルタイム化を実現。システム部門がプロジェクトを主導した。その全貌に迫る。 (玉置 亮太) 本記事は日経コンピュータ4月28日号からの抜粋です。そのため図や表が一部割愛されていることをあらかじめご了承ください。本「Close UP」の全文をお読みいただける【無料】サンプル版を差し上げます。お申込みはこちらでお受けしています。 なお本号のご購入はバックナンバーをご利用ください。 「端坊君、亀山はマニュアル(手作業)で立ち上げた。堺はITで立ち上げてくれ」。シャープの片山幹雄社長が2007年夏、情報システム部門の責任者にこ