1 1寸の8倍の長さ。約24.2センチ。 2 懐石料理で、主客が杯の献酬をする際の取り肴ざかな。また、それを数種類盛り合わせる約24センチ四方の器。白木しらき製であるが、会席料理では塗りの木皿を使い、形も四角に限らない。八寸膳。 3 近世、上野こうずけ国・信濃国などから産した厚手の和紙。 や‐き【八▽寸】 馬の、背たけが4尺8寸あるもの。大きくたくましい馬をいう。馬のたけは4尺を標準とし、それ以上は寸だけで数えた。 「―の馬とぞきこえし」〈平家・九〉 〘 名詞 〙① 一寸の八倍。約二四センチメートル。[初出の実例]「Palmarius〈略〉ナガサ fassunno(ハッスンノ) モノ、または fassunzzutçu(ハッスンヅツ) アマタ アル モノ」(出典:羅葡日辞書(1595))② 会席料理で杯事の酒肴をいう。また、それを載せる八寸角の折敷。[初出の実例]「利休〈略〉もちを取来り、新