日本を代表するミステリー作家の一人である東野圭吾は、海外でも絶大な人気を誇っている。インドでは2023年、東野の直木賞受賞作『容疑者Xの献身』を原作とした実写映画が製作され、英字紙「タイムズ・オブ・インディア」がインドにおける日本の小説人気を報じた。 デリー出身の出版コンサルタントのひとりは、「日本人はみんな、物事が秒単位で進行するのに慣れているので、どんな特異なことでも筋書きの基礎になったり、完璧なアリバイの解明につながったりします」と東野の描く物語の緻密さを説明している。 「朝鮮日報」は、東野圭吾という名前そのものが「一つの現象だ」と表現する。東野圭吾の作品は世界30ヵ国を超える国で出版されているが、韓国で新刊が販売されると常にベストセラーとなる。 それだけではない。大手書店の教保書店によると、過去10年、韓国で最も小説が売れた作家は東野圭吾だった。その次にベルナール・ウェルベルと村上
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