このまえ、ようやく宮崎駿監督の最新作、『君たちはどう生きるか』を観てきた。観客は私を含めて6人ぐらい。すっかり落ち着いた(閑散とした)雰囲気のなかで観ることができた。結果的に、みんなで肩を寄せ合って和気藹々としながら観るような内容では無かったため、人が少なくてかえって「助かった」というのが本音。 ということで、せっかく観たわけだし、感想でも書いていきたい。実際に映画を観ていないとイメージの難しい表現の混ざった、まとまりの無い文章になるのを前もってご容赦いただきたいところ。ネタバレも若干含むので、ここで引き返すか、進むか、貴方にお任せしたい。 さてさて。はっきりいって、映画の内容は難解。唐突で捉えどころのない場面変化の連続で呆気にとられる。内容を受容するために、なんとか比喩を探ったりしたくなるものの、追いつかないほどに展開が早く、荒々しく進む。予想以上に血も流れ、今までのジブリ映画では観たこ
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