米アップルの新型情報端末「iPad(アイパッド)」が28日に国内で発売される。世界的な品薄の影響で、10日に始めた店頭での先行予約は2日後に中止になった。販売ルートも絞っている。さらにアップルは当日売りがあるかどうかの説明さえ避ける。消費者の期待を高める「アップル流手法」と言えるが、当日は店頭で混乱が起きる可能性もある。 ◇ 「ほぼ30分おきに、お客さんから予約のことを聞かれるんですよ」 東京都内の家電量販店のアップル製品売り場で、店員は話す。横には「iPad予約終了」の張り紙。この店では発売初日分として800台を確保したが、予約で埋まった。「当日並んでも、予約がないとおそらく買えないでしょう」。別の販売店でも店員が「当日売りのうわさはあるが、まったく情報が来ないので、案内できない」と話す。 iPadを扱う量販店やソフトバンクの店舗、アップル直営店が予約の受け付けを始めたの