僕が「この人はすごい」と思うITリーダーって、オタクっぽくない。 ここでいうITリーダーはスーパープログラマーとかではなく、「ある企業の経営にITを活用する際に先頭に立っている人」という意味だ。つまり求められる能力、マインドは技術屋というよりも経営者に近い。だからオタクっぽくないのは当たり前かもしれない。 技術を極める以外に、こういうキャリアもあるよ、という意味で、彼らの特徴と、なぜITに関わる場面だとそれが大事なのかを考えてみたい。 ★引き出す能力、教わる能力 自分の得意領域をゴリゴリと追求するタイプのエンジニアだと、「この会社のITをどうしていくか」というテーマを考える役割は向かない。 一口にITと言っても要素技術や論点は非常に幅広いので、なんでも自分で知らないと気がすまない、というよりは、社内外の詳しい人から引き出すマインドが必要になってくる。そういう人は部下に教えてもらうのは厭わな