郵便局の土曜日の配達の取りやめが焦点となっている総務省の有識者会議が開かれ、郵便局側から人手不足によって残業が常態化している現状が示されました。 議論では、法律で義務づけられている土曜日の配達を取りやめるかどうかが大きな焦点となっていて、12日開かれた会議では東京の郵便局の局長や、労働組合の担当者が意見を述べました。 このなかで郵便局側は、夕方までに引き受けた郵便物を翌日中に届けるため、深夜帯を含む3交代制の勤務を残業で維持しているとの実態を訴えました。 さらに、特に都心部では土曜日に配達を求めない企業が多く、郵便物がそもそも少ないことを説明しました。 このほか、議論では郵便のサービスを全国一律に提供する「ユニバーサルサービス」の維持を求める意見もあり、総務省の有識者会議では今後、郵便物を発送する企業側などからも意見を募ることにしています。
ロシアの宇宙船ソユーズの打ち上げが失敗した原因について、ロシア宇宙開発公社の幹部は、打ち上げ直後に切り離す予定だった1段目の補助ブースターが、何らかの原因で正常に離れずロケット本体と衝突したことが主な原因だという見方を示しました。 ソユーズを打ち上げたロシア宇宙開発公社「ロスコスモス」のクリカリョフ社長代行は12日、失敗の原因について、「ロケットの1段目を切り離す際に1段目と2段目が衝突した」と述べ、打ち上げの数分後に切り離す予定だった1段目にあたる4本の補助ブースターのうちの1本が、何らかの原因で正常に離れずロケット本体と衝突した結果、予定の軌道を外れたことが主な原因だという見方を示しました。 衝突によってロケット本体の一部は破損したとみられるということです。 「ロスコスモス」は、ソユーズの次の打ち上げは来年春になるとしています。 宇宙船ソユーズは、旧ソビエトが開発し、1967年に初めて
アメリカの大手IT企業のグーグルは、交流サイト「グーグル+」の利用者のうち、最大50万人の個人情報流出のおそれがあったと発表しました。把握してから半年以上公表しなかったことに批判が強まっていて、このサービスのうち個人向けについて終了することになりました。 公表が半年以上遅れた理由についてグーグルは、個人情報が悪用された証拠がなかったことなどを挙げていますが、アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは、関係者の話などをもとに、規制強化を回避する狙いがあったのではないかと報じています。 グーグルが問題を把握した当時は、フェイスブックの利用者の大量の個人情報が不正に第三者にわたり、おととしの大統領選挙でトランプ陣営の選挙対策に使われたことが問題になっていました。 今回の問題を受けて、グーグルは、「グーグル+」のサービスのうち個人向けについて来年8月末までに終了することを発表しました。こ
先月の台風で大きな被害を受けた関西空港の連絡橋はマイカーなどの通行規制が解除され、6日からすべての車両が通行できるようになりました。 これまでは、渋滞しないように通行は緊急車両やバス、タクシーなどに限られ、マイカーとレンタカーは規制が続いていましたが、6日午前0時に規制は解除され、すべての車両が通行できるようになりました。 連絡橋は朝から目立った渋滞もなく、車の流れはスムーズで、海外研修から帰国する娘をマイカーで迎えに来たという50代の男性は「朝のニュースで知って、車で来ました。荷物も多く鉄道を使うのは大変なのでありがたいです」と話していました。 連絡橋が完全に復旧するのは来年5月の大型連休の前になる見通しで、道路部分を管理する西日本高速道路は「通行できる車の量は限られ、特に午前7時から9時の間は、混雑のおそれがある」として、できるだけ鉄道やバスを利用するよう呼びかけています。 先月の台風
東京 築地市場は、豊洲市場への移転に伴って6日正午に営業を終え、83年の歴史に幕を閉じました。市場を利用する業者たちは、このあと新しい市場への引っ越しを本格化させます。 一方、冷凍マグロの卸売り場では午前6時、鐘の音が鳴り響く中で競りが始まり、威勢のよい掛け声とともにマグロが次々と競り落とされていきました。 豊洲市場への移転をめぐっては、ガス工場の跡地だった移転先で、高い濃度の有害物質が見つかったことや、その対策工事に不備があったことなど、問題が相次ぎ、東京都の決定から17年かけてようやく移転が実現します。 6日正午に営業を終えて83年の歴史に幕を閉じた築地市場では、業者たちが今月11日に開場する豊洲市場への大規模な引っ越しを本格化させます。 築地市場の営業が6日で終わることについて、仲卸業者や買い付けに訪れる客の間からは慣れ親しんだ市場との別れを惜しむ声が聞かれました。 このうち明治43
インターネットの動画投稿サイト「YouTube」にテレビの野球の生中継を無断で配信したとして、警察は京都のインターネット広告業の役員を著作権法違反の疑いで逮捕しました。 渕之上容疑者はことし8月、民放のテレビ局が生中継で放送したプロ野球の3試合を動画投稿サイト「YouTube」に無断で配信したとして著作権法違反の疑いが持たれています。 警察によりますと、配信にあたって自身が運営するホームページに開始時間やアカウントなどを事前に告知し、1万5000人以上が視聴したということです。 渕之上容疑者は容疑を認めたうえで、ことしの2月から配信を始めたと話しているということで、警察は野球中継の視聴者を自分のホームページに誘導し広告収入を得ていたとみて詳しく調べています。 京都府警によりますと、スポーツ中継の生放送の無断配信で摘発したのは全国で初めてだということで、さ来年の東京オリンピック・パラリンピッ
100回大会となったことし夏の全国高校野球で準優勝し、卒業後の進路が注目されている秋田の金足農業の吉田輝星投手がプロ志望届を提出する意向を固めたことが関係者への取材でわかりました。 その後、18歳以下のアジア選手権に出場した高校日本代表にも選ばれ、大学に進学するか、プロ入りを目指すのか、高校卒業後の進路が注目されていました。 吉田投手は進路について「両親や監督などいろいろな人の意見を聞いて決めたい」と話し、高校生活最後の試合となった3日の国体の試合後には「秋田に帰って結論を出したい」と話していました。 関係者によりますと、吉田投手は4日夜までに高校卒業後、プロ野球に進むことを決め、今後、プロ志望届を提出する意向を固めたということです。 吉田投手は、この夏、甲子園に出場するまでは志望する大学に進学の意思を伝えていましたが、今月25日のドラフト会議に向けて、複数の球団が1位候補にリストアップし
プロ野球、巨人は、今シーズンかぎりで辞任することになった高橋由伸監督の後任を、前監督の原辰徳氏に一本化し、今シーズン終了後にも就任を正式に要請することが関係者への取材でわかりました。 こうした中、山口寿一オーナーは、4年連続で優勝を逃している現状を受けて、経験、実績ともに十分なチーム生え抜きの人物が次の監督にふさわしいとする意向を示しました。 そして、原氏が巨人の監督を務めた過去2期・12年で3回の日本一、7回のリーグ優勝などを果たしていることから、球団は原氏が後任にふさわしいとして一本化し、シーズン終了後にも就任を正式に要請することが関係者への取材でわかりました。 原氏が監督に就任すれば4年ぶりの復帰で、巨人の監督として3回目の指揮を執ることになります。
世耕経済産業大臣は14日午後、記者団に対し北海道への節電要請について20%の節電目標は14日までとすることを明らかにしました。そのうえで今後も老朽化した火力発電所のトラブルの可能性があり、厳しい需給の状態は続くとして、来週18日以降も引き続き節電の協力を求めました。 さらに世耕大臣は「北海道電力と相談し、高橋知事の意見も聞いたうえで、きょうの午後8時半までは引き続き節電に取り組んでもらうこととし、その後は、一律に2割の節電目標を設定することはしないことにしたい」と述べました。 そのうえで世耕大臣は「老朽化した火力発電所のトラブルの可能性はあり、厳しい需給の状態は続くため、連休明けの来週18日以降、午前8時半から午後8時半まで需要減1割の確保に向けて、できるかぎりの節電の協力をお願いしたい」と述べて、20%の節電目標は14日までとしたうえで連休明けの18日以降も需要を1割減らせるように引き続
携帯電話に「有料サイト料金の未払いがある」などのうそのメッセージを受け取った川崎市の50代の男性が、コンビニエンスストアなどで電子マネーのカードを1200回以上購入させられ、合わせておよそ5800万円分をだまし取られました。警察は携帯電話などに送られてくる不審なメッセージに注意するよう呼びかけています。 男性がメールに書かれていた連絡先に電話したところ、インターネット事業者の社員を名乗る男から「有料サイトの登録料金を電子マネーで支払ってください」などと言われ、男性は指示されたとおり、コンビニエンスストアで電子マネーのカードを購入し、記載された番号を伝えたということです。 その後も連日電話があり、男性は1か月余りにわたって電子マネーのカードを1200回以上購入させられ、合わせておよそ5800万円分をだまし取られたということです。 警察は詐欺事件として捜査するとともに、携帯電話などに送られてく
「JR貨物」は地震の影響で運休していた北海道内の一部の区間について、今月22日までにすべての区間で運転を再開できる見通しになったと発表しました。 その結果、根室線の帯広貨物と釧路貨物の間で12日、石勝線の南千歳と新得の間と、根室線の新得と帯広貨物の間で、ぞれぞれ今月14日に運転を再開できる見通しになったということです。 また、室蘭線の岩見沢と沼ノ端の間は今月17日、根室線の滝川と富良野の間は今月22日に再開できる予定だということです。 運転再開までの間は札幌貨物ターミナルから帯広貨物までの区間で、トラックによる代行輸送を行うとしています。 JR貨物は本州と北海道を結ぶ貨物列車の運転は今月9日に再開していて、鉄道による貨物の輸送が道内全域で再開することで、物流の回復につながると期待されています。
北海道千歳市の水族館で、サケやマスの稚魚などおよそ4000匹が死んでいるのが見つかり、地震の停電による酸欠が原因とみられています。 停電で水槽に水を供給するポンプが止まり、酸欠になったとみられています。 死んだ稚魚はことし12月以降、展示する予定だったということで、新たな魚を確保できないと、冬の展示に影響が出るおそれがあるということです。 「サケのふるさと千歳水族館」の菊池基弘館長は「被害を見て、さんさんたる思いです。ほかの水族館に協力を依頼し、冬の展示に何とか間にあわせたい」と話しています。
7月の豪雨で不通になっていた広島県や山口県のJR呉線と山陽線は、合わせて3つの区間で9日、運転を再開し、およそ2か月ぶりに広島市と呉市や東広島市が在来線で結ばれました。 広島行きの直通電車が発着する呉市の広駅では、買い物に出かける人や近くの高校の生徒などが早速、電車を利用していました。高校2年の男子生徒は、「電車がなくて、これまでとても不便でした。広島市にも行きやすくなるので、復旧はとてもうれしい」と話していました。 一方、JR山陽線は、9日から広島市安芸区の瀬野駅から東広島市の八本松駅までのおよそ10キロの区間で運転を再開し、およそ2か月ぶりに広島市と東広島市が在来線で結ばれました。 JR西日本は、これまで山陽新幹線を使って乗客の代替輸送を行ってきました。通勤で利用しているという60代の男性は、「今まで新幹線やバスなど乗り継ぎに非常に時間がかかっていて疲れていました。電車だと1本で行ける
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