情報処理サービスのイセトーは2024年7月3日、ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)被害の対応状況を明らかにした。同社は5月26日に、複数のサーバーやパソコンがランサムウエア被害を受けていることを確認。外部専門家と調査をした結果、顧客の個人情報を含む情報漏洩が発生していたことが判明したという。 6月18日、攻撃者グループのリークサイトにおいて公開された情報が、イセトーのサーバーから流出したものであること、流出した情報に顧客の個人情報が含まれていたことを確認した。7月3日現在はダウンロードファイルが消失しており、ダウンロードはできない状態だという。 情報漏洩被害は徳島県や和歌山市、京都商工会議所、クボタクレジットなど自治体から企業まで広範囲に及ぶ。徳島県は約20万件、和歌山市は約15万件、京都商工会議所はのべ4万件以上、クボタクレジットは約6万件と、計40万件以上の情報が漏洩したことが明ら