約1世紀ぶりに甲子園で優勝を果たした慶応野球部は、激戦区の神奈川県で19回の夏の甲子園出場を誇る強豪だが、学業でも屈指の難関校として知られる。内部進学のほか一般、帰国生、推薦の3つの入学方法があり、中学時代にスポーツなどで成果を上げた生徒を対象とした推薦枠も、内申点が45点満点中38点以上が必要となる。作文と面接による選考も行われる。 野球部の赤松衡樹(ひろき)部長(47)によると、1学年で10人弱が推薦枠で入学。今回の甲子園出場メンバーの背番号1~9番までのうち8人がこの推薦枠だが、一般入試を経て入部する部員も1学年10人ほどいる。赤松部長は「一般入試でもレギュラーになる選手はいる。どのルートで入ってきても、同じ扱いをしている」と話す。「甲子園を目指して野球をしたいが、勉強がおろそかになるのは選択肢としてない、という保護者や生徒も多い」という。
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