深夜に及んだ任意聴取後、霞が関の検察庁を出てタクシーに乗車した大坪弘道前大阪地検特捜部長 =23日午後10時半、東京都千代田区(荻窪佳撮影)(写真:産経新聞) 大阪地検特捜部が郵便不正事件で押収したフロッピーディスク(FD)の最終更新日時が改竄(かいざん)された事件にからみ、地検上層部が今年2月に改竄を把握しながら調査と公表を見送っていた問題で、最高検は23日、主任検事の前田恒彦容疑者(43)=証拠隠滅容疑で逮捕=の上司だった大坪弘道前特捜部長(現京都地検次席検事)らを任意で事情聴取した。また特捜部が当時、前田容疑者に対し、改竄の経緯を記した部内資料を作成させていたことが判明した。 【写真で見る】かつての上司が「監督責任はある」 関係者によると、部内資料は上層部に提出する目的では作られていなかったといい、地検内で特捜部からの報告が不十分だった可能性が浮上した。 最高検は、地検上層部が