総務省は来春にも、BSテレビ放送の3チャンネル分について、新規参入する事業者を公募する方針を固めた。既存の放送事業者の一部が、現在使っている電波の周波数帯を減らすため、新たに空く枠を使いたい事業者を募る。新規参入が決まれば、2010年に娯楽大手ディズニー系の事業者などが参入を認められて以来となる。 総務省は年内に、事業者を選ぶための審査基準を策定して2018年度中に公募を始める。応募した事業者の事業計画を審査したうえで、19年夏にもチャンネルを使う事業者を認定する。新たな事業者が放送を始めるのは、その1年後の20年夏以降となる見通しだ。 BS放送は現在、35チャンネルあり、NHKや民放キー局系など約20事業者が番組を放送している。このうち、映画やスポーツ番組などを放送する8社が、現在使っている周波数帯を縮小する方針で、3チャンネル分を新たに確保できることになった。
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