2017年11月21日のブックマーク (1件)

  • 時間は実在するか 〜 入不二基義 - 備忘録

    「時間は実在するか」(入不二基義 講談社現代新書 2002年)はイギリスの哲学者J・M・E・マクタガートが一九〇八年に書いた論文「時間の非実在性」を解説している。 マクタガートは時間を理解するしかたにはA系列とB系列の二種類があるとする。 そして、時間を考えるうえで質的なのはA系列の方であるとする。しかし、マクタガートによればA系列はある矛盾を含んでいるので実在してはいないとされる。このことから、マクタガートは「時間は実在しない」と考えた。また、その証明もできたものと考えた。 マクタガートの「証明」には発表当時からさまざまな批判や言及が加えられている(入不二自身もマクタガートの「証明」には批判をもっている)。しかし、マクタガートの説は時間論を考えるうえでは基礎的なものとなっている。 <マクタガートの時間論の大まかな流れ> マクタガートの時間論の構成をステップ分けすると次のようになる。 ス

    時間は実在するか 〜 入不二基義 - 備忘録
    yukilingo
    yukilingo 2017/11/21