inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?ダイヤモンド編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 今年10月より、川崎重工が自社開発した「細胞自動培養ロボットシステム」は、いち早く海外で実績をつくるべく、タイ国立のチュラロンコン大学で本格的な実証実験が始められた。来年にも、世界初となる「自動培養による再生・細胞医療の薬事承認」の取得を目指す Photo:川崎重工業 世界的に見れば、遅きに失した感もあるが、川崎重工業にとっては、“40年越しの技術”がこれまでより一歩前に進むことになった。 この10月21日より、川崎重工と医療検査機器製造・販売大手のシスメックス(兵庫県)は、“医療用ロボット”の共同開発に向けた活動を本格的にスタートさせた。 準備に1年半を費やした新会社「メディカロイド」(メディカルとアンドロイドの造