2025年7月号「対話」 社会に出るタイミングで就職難に見舞われた「就職氷河期世代」。 氷河期世代の不遇は様々なかたちで語られてきたが、苦境にいるのはこの世代だけなのか? また、苦境にいる人たちに社会はどのような手当てをすべきなのだろうか。 東京大学社会科学研究所教授 立命館大学産業社会学部教授 近藤絢子
※この作品はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係がありません。 ・男の生き様 あるポケモンオタクの男がいた。ヒョロガリメガネで理系のいわゆるチー牛だ。 「俺は他のオタクとは違う。いつかきっと何か大きいことを成し遂げてやる。」と信じていた。 何か人と違うことをして、何かで頂点に立つことが自分が生きる意味になるような気がしていた。そうしたら自分の承認欲求が満たせる気がしていた。 だか、1番になるのは難しかった。スポーツも勉強も上には上がいた。だから運要素や戦略の開拓によって勝算のありそうなゲームをしていた。大学に入ってからは勉強もろくにせずにポケモンのネット対戦とカードゲームを続けていた。同時にゲーム配信も始めその界隈でそこそこの知名度を得た。 最高成績はゲームの月間ランキングで100万人中20位、PJCSカード部門75位、YouTube登録者4000人、Twitterフォロワー80
www.theatlantic.com ロシアの物理学者ロアルド・サグデエフがキャリアをスタートさせた1955年当時、ソビエト連邦の科学は頂点に近づいていた。それから間もなく、ソビエトは衛星や人間を世界で初めて軌道に打ち上げることに成功して世界を驚かせた。しかし、当時既にサグデエフはソビエトの科学の腐敗に気づいていた。 そもそも危険はソビエト連邦の誕生時から存在していた。1917年に権力を掌握したボリシェヴィキは、科学者を労働収容所に送りたがったし、ヨシフ・スターリンが権力を掌握すると、資金を提供する研究は彼のイデオロギーに合致することを要求された。1973年、サグデエフがソビエト宇宙研究研究所の所長に任命された頃、ソビエトは宇宙進出のリーダーシップを NASA に譲り渡しており、研究所は資金不足に陥っていた。 1985年、サグデエフに運が向いたかに見えた。ミハイル・ゴルバチョフが54歳で
筆者にはテキサス州のヒスパニックコミュニティーに人脈がないし、今回は休暇での訪問であるため、所属する新聞社の媒体名も使っていない。日本からやってきた、特別な肩書もない筆者に時間を割いてくれないだろう、と考えていた。
経済評論家の山崎 元さん。緊急事態宣言中、誕生日を自宅で祝った。妻・薫さんお手製のフルコースを前に。白ワインもたっぷりと(2021年5月8日)(写真提供・山崎 薫) この記事の写真をすべて見る 2024年1月1日、65歳でこの世を去った山崎元さんと20年近く連れ添った妻の薫さんがメディア初登場。聞き手は楽天証券の投資メディア「トウシル」の武田成央(さだちか)さん(山崎さんと深酒する仲だった)。薫さんに山崎さんの遺産額、「家庭での山崎さん」についても語っていただいた。【本記事はアエラ増刊「AERA Money 2025夏号」から抜粋しています】 【メディア初公開】経済評論家、故・山崎元さんの妻・薫さんの顔写真はこちら * * * ※本記事は後編です。前編はこちら (山崎 薫)とりあえず山崎がずっとお世話になっていた税理士さんに連絡しました。納税者が死亡したときの準確定申告をお願いする
量子力学の誕生から100年。その方程式はスマートフォンから医療機器まで、現代文明の根幹を支えている。しかし、その理論が描き出す「現実」の本当の姿は、いまだ深い霧の中だ。この奇妙な状況を裏付けるように、科学誌『Nature』が実施した史上最大規模の調査が、物理学界の根深い意見の対立を白日の下に晒した。なぜ専門家たちは、この世界の根本について、これほどまでに意見が割れているのだろうか? 100年の節目に露呈した「量子世界の深刻な分裂」 事の発端は、ちょうど100年前の1925年7月。若き物理学者Werner Karl Heisenberg(ヴェルナー・ハイゼンベルク)が、同僚のWolfgang Ernst Pauli(ヴォルフガング・パウリ)に「燃やすべきか、完成させるべきか」と逡巡しながら送った一通の論文草稿だった。この論文こそが、現代量子力学の礎を築いた「再解釈」論文であり、その誕生の瞬間
こんなん匿名で書くしかないのでここに吐き出しておく。 最初に結論から書いておくと、"穢れ"や"格式"みたいなものは根強く、現場で口に出す人も結構出会うので、世の中そんなものです。 その上で、ビジネスの面から本件を"業者側の落ち度"とするのは、ちょっとお上品な世界で幸せに生きてきた人なんだなあという感想。 最初にお気持ち表明嫌なんだよねと愚痴るのは良いんだけど、実名と写真出したら鬱憤ぶつけて相手をサゲてやろうって攻撃だよ。 特に、今は足を洗って違うやり方で生きている相手に対して、元の職業で当て擦りするのは、陰湿だよ。 一度でもその業界に身を置いたら、一生その属性を背負って生きていくべきってのは、スティグマ(烙印)思想で嫌い。 ブライダル業界のざっくりとした傾向今だいたいこんな感じ 昔ながらの家の結婚式(両親中心、夫婦の意向薄め)人生のイベントとしての結婚式(概ね当事者どちらかの意向強め)節目
横浜商科大学 田中辰雄出所明示すれば無断転載自由です 追記:2025/7/27 22:00 分布グラフをカーネル形式に差し替え、それに伴い文章を微調整 2025年の参議院選挙では参政党が躍進を見せた。本稿の目的はその支持者がどこからきたかを探ることである。手法はアンケート調査である。昨2024年の衆議院選挙の時に一度アンケート調査をした相手に再度調査を依頼し、2393人(有効回答2041人)から回答を得た。1回目の調査日は2024年10月16日で衆議院選挙の時、2回目の調査は2025年の7月20日の今回の参議院選挙の時である。同じ人に聞いているので変化の過程を見ることができる。調査会社はFreeasy、対象者は20歳~79歳までの男女である。なお、以下で投票はすべて選挙区事情の影響がない「比例区」での投票をさす 1. 参政党支持者のプロファイル まず、よく言われるように参政党の支持者は若年
はじめに だいたい4-5年くらい前に会社が辞めたくなって、ブログ記事を書いた。 haneuma0628.hatenablog.jp 結局当時の転職活動ではどこにも内定が貰えず、しんどくなったので諦めた。転職を諦めるとなれば生活のために会社に居続けるしかなく、ずるずると辛い気持ちを引きずったまま過ごしていた。 そんな折、たまたま機会に恵まれてチームを異動をすることになった。異動をきっかけに会社を辞めたい気持ちがじわじわと失われていき、半年もするとすっかり元気を取り戻していた。 そういうわけでせっかく元気になったので、当時の不満を振り返ろうと思う。 経緯 異動の直前くらいにはもう、仕事の何もかもが無理になっていた。夕方近くにもそもそと起き上がり、数時間かけて憂鬱な気分を振り切ってパソコンの前に座って仕事を始め、その日何をやったのかも曖昧なまま夜遅くに仕事を終わり、いつ眠ったのかよく分からないま
ちょっと間が空いてしまったな。今日は「パクリ」について書こうと思う。なかなか厄介な話題ではある。でもこのタイミングでちゃんと自分なりの考えを文字にしておこうと思う。 「オマージュはいいけどパクリはダメ」だとか「リスペクトがあればOK」みたいな話はよく言われる。相手とその作品に対して敬意があればいい。それが感じられないものは模倣や盗用だ、と。でも、その「リスペクト」って何?という話。それってどう判断するの? どこにその境界線があるの?という話。 ■「パクリ」とは何か 最近その手のことを考えるトピックがあった。 ラッパーのNENEが「OWARI」という曲で、「パクリ パクリ あいつもパクリ」「どいつもこいつもうちらのパクリ」というリリックで、ちゃんみな、SKY-HI、BMSGに名指しでビーフを仕掛けた。 この曲のリリックには「腐った音楽業界」「汚ねぇ音楽業界」というフレーズもある。「お前らはP
「多産多死から少産少死」への移行を予測する人口転換論では、基本的には、人口が定常状態から出発し(第一段階)、過渡期の人口増加(多産少死、第二段階)を経て、再び定常状態(第三段階)に落ち着くことが想定されていた。第三段階では妊娠・出産すれば高確率で子どもが育っていく状態を想定できるようになり、計画的な妊娠出産を通じて「多くの人が2〜3人の子どもをもつ」体制に移行する、という予測である。 この予測はどれくらい妥当したのだろうか。 結論から言えば、二つの点で、予測通りになっているとはいえない状態が生じた。ひとつは持続的な人口増加、もうひとつは持続的な人口減少である。 ▼持続的な人口増加はなぜ生じたのか一部地域、特に(コンゴ民主共和国など)サブサハラ・アフリカ地域では第二段階(人口増加)が持続している。この地域での5歳時未満の子どもの死亡率の低下は1960年代には軌道に乗り、そこから60年間で1/
香山リカの根本敬論精神科医の香山リカが2019年に『ヘイト・悪趣味・サブカルチャー 根本敬論』という本を出版しています(版元は『Quick Japan』や村崎百郎と根本敬の共著『電波系』を出した太田出版です)。副題にあるように、これは根本敬の世界をトータルに論じた現時点で唯一の書物です。追って述べるように、かなり込み入った内容の本なのですが、この本は「根本敬論」であるだけでなく、「ヘイト」を生み出し「悪趣味」が流行し「サブカルチャー」が変質し(て「サブカル」になっ)ていった時代を、根本の作品を通して(自己)反省的に問い直すものでもあります。 香山リカは、1980年代前半、まだ医大生だった時に、当時「自販機本」と呼ばれていた街中の自動販売機で売られていた成人向け雑雑「HEAVEN」の編集/執筆者として登場しました(リカちゃん人形と同じ「香山リカ」は、もちろんペンネームです)。「HEAVEN」
厚生労働省によると、23年度に全国で生活保護を受けた世帯数は165万478世帯。このうち、世帯主が外国籍なのは4万7317世帯。前年度から23世帯増えたものの、総受給世帯数に占める外国籍世帯の割合は近年、2%台後半で推移している。 受給可能な在留資格は永住者(特別永住者含む)、日本人の配偶者、永住者の配偶者、定住者の四つに限られる。難民申請中の資格は「特定活動」なので生活保護は受給できない。ただし、難民認定が許可になると「定住者」の資格に変更できるので、受給はありうる(数は少ない)。 国籍別にすると1番目が韓国・朝鮮籍、 次いで中国、3番目にフィリピン、4番目にブラジル・ペルー。 1番目と2番目については、特別永住者、つまり戦前は日本国籍を有していたものとその子孫が大多数である。韓国の受給者は65歳以上の高齢者が6割を占めている。外国人はかつては年金に加入できず、無年金のまま高齢者になった
Dell 14 Plusノートパソコン(Core Ultra 7 258V 8コア, 32GB, 1TB SSD)を購入。 しかし本体剛性が低く、PCが机からややはみ出た状態でキーボードに手をおくと その重みで本体が歪み、タッチパッドがクリック状態となってしまうという不良設計品であった。その不良のために、PCすべてが机のうえに乗っている状態でないとタッチパッドが誤作動してしまい、膝の上での使用なども困難であった。 https://streamable.com/4dlekv さすがに通常使用に耐えないため、返品を視野に購入2日後にweb上でDELLサポートに問い合わせをおこなうも、10日ほど応答なく経過。 別の窓口から相談とのことで、LINEでの相談窓口を発見し、そちらから相談することとした。 すると デル・テクノロジーズ 「確認させていただきますので、少々お待ちくださいませ。」 デル・テク
ホーム資料Japan Dashboard(経済・財政・人口と暮らしに関するダッシュボード)とデータカタログ Japan Dashboard(経済・財政・人口と暮らしに関するダッシュボード)とデータカタログ 内閣府は、関係府省庁の連携体制のもと、経済・財政・人口と暮らしに関係する指標を収集しています。2016年より、整備した各種データを見える化し、さらに詳細な分析・検証等に活用できるようにするため、データをダウンロードできる「経済・財政と暮らしの指標「見える化」ポータルサイト(内閣府) 」を運営しています。 データに基づく政策立案をさらに推進するため、内閣府とデジタル庁は協力し、新しく「Japan Dashboard (経済・財政・人口と暮らしに関するダッシュボード)とデータカタログ」を整備しました。見える化ポータルサイトの利用者の要望に基づき、リニューアル方針を定め、操作性・検索性の向上、
【3行要約】 ・会社中心から人生中心へとキャリア観が大きく変化する中、従来の組織変革手法が通用しなくなっています。 ・『冒険する組織のつくりかた』著者の安斎勇樹氏は、80年続いた軍事的世界観の終焉と新たな組織論の必要性を提唱。 ・リーダーは危機感を煽るのではなく、不確実な世界で好奇心を資源に価値を探究する組織づくりへの転換が求められます。 『冒険する組織のつくりかた』著者の安斎勇樹氏が登壇安斎勇樹氏(以下、安斎):ここから僕のパートということで。今回『冒険する組織のつくりかた 「軍事的世界観」を抜け出す5つの思考法』という本を1月に出版しまた。その内容も少し紹介させていただくかたちで話題提供できればと思っております。 最初に自己紹介すると、私は安斎勇樹と申します。MIMIGURIという80人ぐらいのベンチャー企業なんですけれども、フリーさんのようにプロダクトをたくさんつくって事業を多角化し
出版社勤務を経て、2009年に『さらば雑司ヶ谷』(新潮社)でデビューした作家・樋口毅宏氏の20作目は、小説ではなくノンフィクションだった。『凡夫 寺島知裕。「BUBKA」を作った男』(清談社Publico)は書名の通り、『BUBKA』という雑誌を立ち上げた故人、寺島知裕という男の生き様を描いており、いわゆる評伝にカテゴライズされる。しかし、寺島氏が広く国内で知られた人物かといえば、そうではない。そのうえ本書の2行目から著者はこう書く。 〈薄気味悪い目つき、胡散臭い茶髪、貧相な手足、神に見捨てられた容姿が脳裏に浮かぶ〉 著者はかつて、出版社勤務時代に寺島氏の部下だったというが、そのネガティブな描写に驚かされる。さらにページをめくり、氏を懐かしむ会の献杯の挨拶シーンでは、別の後輩がこう挨拶する。 「みなさん思うところはあるでしょうが、きょうのところは勘弁してやってください」 全く有名ではないど
4人に1人以上がスマホで撮影したライヴ映像を見返したことがない 41%が撮影に夢中になってライヴの重要な部分を見逃したことがある 英国の最新調査結果 英国の最新調査によると、4人に1人以上(28%)がコンサート中にスマートフォンで撮影したライヴ映像を見返したことがないという。また41%がスマホ撮影に夢中になってコンサートの重要な部分を見逃したことがあり、38%がイベント中に他人が撮影しているのを迷惑だと感じているという。 これは英国の携帯電話リサイクル比較サイトCompare and Recycleが実施した調査で、この調査は、2025年6月7日から11日にかけて、イギリス在住のスマホ所有者でコンサートによく行く成人1,100人を対象に実施されました。 オアシスの再結成ツアーにあわせて行われた調査で、Compare and Recycleの調査によると、ファンはスマホで撮影しながらコンサー
Chris Zukowski氏はSteamについての分析と見解を記事として公開した。同氏によれば、Steamは“積みゲー”を生み出すビジネスで成長しているとのことだ。 ゲームマーケティングアナリストのChris Zukowski氏は自身のブログで、Steamについての分析と見解を記事として公開した。同氏によれば、Steamは買ってもプレイしないゲーム、いわゆる“積みゲー”を生み出すビジネスとなっているため、プラットフォームとして強力なのだという。GamesRadar+が報じている。 SteamはPC向けゲームプラットフォームだ。大人気FPS『Half-Life』シリーズなどを手がけるValveによって2003年から運営されている。インディーからAAAタイトルまでさまざまなタイトルが展開され、ユーザーだけでなく開発者にも幅広く利用されている。PCゲーム市場ではトップクラスのシェアを獲得してお
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