解散した「SMAP」の元メンバー3人を出演させないようテレビ局に圧力をかけた疑いがあるとして、公正取引委員会がジャニーズ事務所を独占禁止法違反の恐れがあるとして注意した問題を巡り、日本テレビの小杉善信社長は29日の定例記者会見で、同事務所からの圧力があったかについて「一切そういう声は聞いていない」と否定した。 SMAPは2016年末に解散。メンバーのうち3人が翌年に同事務所から独立した後、3人の民放テレビ番組のレギュラー出演はなくなった。公取委は同事務所がテレビ局に圧力をかけた疑いがあるとして調査し、注意に至った。小杉社長は、同局での3人の出演番組に関して「当該タレントの退所後の出演実績は、退所前と変わっていない」と話した。